混沌3470％

三浦しをんのまほろ駅前多田便利軒とヘルマン・ヘッセのデミアン読んだ。
どちらもＢＬ風味です。

▼まほろ駅前便利多田軒
三浦作品は登場人物がとっても多いね！いつのまにか娼婦やらヤーさんやら警察官やら顔見知りが増えていくｗ
多田と行天は結局最後まであっさりした仲だったような気がする。
ああーっと思ったのは小指の件くらい。小指握らせるところがｗ
行天は変人すぎるね。結局彼の過去は明らかにされなかったし、もやもやします。
未解決事件、じゃなくて未公開部分が多いというか…伏線回収不足というか…
まあ細かいことはさておき、過去が不幸でもがんばれば幸せになれるよ！てな話だったんですかね。

個人的には行天ハイシーがいいなあと思いました！ハイシーかわいいよハイシー！

▼デミアン
デミアンは狂人なんじゃないか…と読了後思いました。
恐ろしい子！デミアン（と母）の誘惑に負けなかった主人公すげえｗ
しっかし最後の最後にアレをもってくるとはｗ
ラストで一気にデミアンにやられたｗ
文字通り悪魔的な…うん…宗教的な哲学的な奇人、に妙な色気が加わるとまさに悪魔のよう。少なくとも私には聖人にも天使にも見えんよ…彼は。
逆に人間らしく揺れ動く主人公のなんたる正当さ！
あの時代のあの場所ではまったくもって真っ当な人間じゃないか。

はーそれにしてもデミアンは夢に出てきそうな…ある種トラウマ？
シンクレールの気持ち！今まさに！